それが故に他の美術品と比較いたしまして、美術価値上比較的に考えます時に五万とか、十万とか、三十万とかいう相場がおのずからつくのだと私は考えており ます。同じ茶碗でありましても一円のもあります。五十銭のもあります。それから現今生まれておりますところの茶碗では十銭位からでもありましょう。それか ら高いのになりますと二十円とか、三十円とかいうのもあります。
それが故に他の美術品と比較いたしまして、美術価値上比較的に考えます時に五万とか、十万とか、三十万とかいう相場がおのずからつくのだと私は考えており ます。同じ茶碗でありましても一円のもあります。五十銭のもあります。それから現今生まれておりますところの茶碗では十銭位からでもありましょう。それか ら高いのになりますと二十円とか、三十円とかいうのもあります。なぜそんなに違うのか、それは今のもので考えます時には、いろいろなやはり都合がありまし たり、作者とか、販売者とかの策動がありましたり、いろいろのかけ引きがありまして一円のものが二十円になり、三十円になりしているようなこともあります が、古いものでは遠い昔のことでありますから篩にかかって公平な値段がつけられておる。そこで大体において古い物は間違いのない相場がついているようであ ります。それはなにによって相場がついているかというと、やはり今申し上げたように美術上の価値、美術的にそれだけの価値があるということ、そこで美術と 申しますと、この頃は工芸美術とかいうような言葉が盛んに流布されておりますが、また一面には純正美術という言葉もありますが、純正美術と工芸美術とどう 一体違うかといいますと、これは簡単に申しますと、工芸美術と申しておりますのは、職工的であるということ、それから純正美術だと申しておりますのは、芸 術的であるといってよいと思います。塾の授業の動画配信サイトは塾の家庭教師で授業の動画配信
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