石造の家

ここには三十軒ばかり石造の家がある。その遠近にテントも十二、三見えて居る。この辺の一大市場 であってまた租税物を取り立てる所である。その市のある家について宿り、私を送ってくれた人とヤクはそこで暇をやりました。私はその夜例の観法に一夜を過しましたが、その翌日十時頃に私と別れて居った同行の人たちが参りました。

このタルチェン市はマナサルワ湖の西北の隅とラクガル湖の東北の隅の斜線状の平原にあるのです。その斜線状の平原に沿い東南に向ってマナサルワ湖の西を進んで参りその翌日もやはり同じ方向に進んでポンリーという雪峰の下に着きました。これは前にもちょっと申したチベット古代の教えのポン教の霊跡である。しかるにここに大きな寺があってその寺はもちろんポン教の寺であると思って居ましたが、そうではなくチベット仏教の新派の寺でありました。なかなか立派なものが山の間に建ててある。しかしその寺までは私はよう行かなかった。さてこの辺にはいろいろの蕈が生じて居る。すなわち水蕈、黄色蕈が樹もないのにその湿地に生じて居る。保健師 求人

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